希望を焦がす

 

サクラ、サク

 

受験に合格した時、こんな言い回しをすることがありますよね

 

あれ、じゃぁ落ちた私には桜は咲かなかったのかな。そう思ってしまいました

 

 

でも、そんなことないよね

 

 

ちょっと私の木はのんびり屋さんで、桜を咲かせるためのパワーが足りなかったのかな

 

それとも、花を咲かせるのが大変なぐらい大きな木なのかも

 

結局、考え方しだい

 

絶望の未来は見る角度次第では光が差す

 

止まない雨が辛いなら、傘の差し方を覚えたらいい

 

 

少し前までは、全てを諦めたように絶望していた

 

でも、自分の傘を見つけて、道を歩く時にみる方向を変えてみた

 

 

大雨が降っていて、道はぐちゃぐちゃだったけど、傘が私を守ってくれて、横を向くと雨が街を包んでいた

 

 

 

どうせ死ぬ人生、自分に都合よく考えちゃっても良くないか?

 

たとえ、真実が違っても

 

 

 

 

暖かな風は卒業の香り

 

 

祖父母の家にある大きな梅の木の花がまた一輪咲いた。春に挨拶するようにまた少し、少しと花開いていく。

 

足音、聞こえてきましたね

 

これまでなら「花粉がしんどくなるなぁ」と思っていたのに「もう卒業か、」と感じる今日この頃。


浸れるほどの思い出も、クラスメイトと遊んだ記憶もほとんどないけど、少しだけ寂しくなるものですね

 

シワがついた制服も着るのはあと数回。片手も必要ないぐらいの回数になりました。

 

大学合格できれば、私は生まれ育った街を離れることになります。


一直線に伸びる道路から見えたあの雲も、姉と花びらを掴む競争をした川沿いの桜も見慣れた青空も、4月が来る頃には"記憶"になるのかもしれないですね

 

 

青空はどこも一緒だけど、少し違う

 

私はこの街の青空が大好きです

 

家から出たくて、大学を決めたけど街の景色からは離れたくない。

 

困ったものです

 

 

季節は記憶ですね

 



皆さんの記憶は何でしょうか

 

特別な思い出なんかなくても、ふと見たあの日の景色は自分の背中をそっと押してくれますよ

 

 

春、こんにちは

 

今年も来てくれてありがとう

 

 

あっという間に去ってしまうのだろうけど、いっぱい二人だけの記憶作りましょうね

 

 

 

 

 

意外と前を向ける理由はそこらじゅうにある

 

 

多分、私って相当単純な人間で

 

上手くいかない日が続いている時、倒れそうなぐらい眠くて、朝の満員のバスが鬱陶しくて、なんかもう無理..となっていたのに、バスから見えた桜が綺麗で復活。

 

テストで上手くいかなくて、もう嫌だとなってる時に、駅のホームで見えた空が凄く綺麗で復活。

 

親との関係が上手くいかなくて不満ばかり溜まっていく中で、ふと見た町の景色が綺麗で復活。

 

 

私の人生、きっと景色や、その辺りを歩いている人達に支えられているんだろうな、

 

 

町中で半袖の人が増えていったり、氷と書いてある看板や旗を見ると何故か凄く幸せな気持ちになれる。

 

 

上手くいかない事ばかりでも、季節は移ろいでいくし、それなに頑張ればいいよ

 

そう、景色や人が問いかけてくれる。

 

皆さんも、しんどい時こそ、外に出て

 

何気ない景色や、人の営みを見ると

 

意外と前を向けるかもですよ

 

 

期待を求める

 

親に期待されたことはない。

 

どうせお前には無理やから、絶対に無理やから諦めろよ。時間とお金の無駄な。

 

これが定型文

 

期待されるのもしんどいのだろう、でも期待されないのもしんどい。

 

無理ばかり言われていると、自分の存在価値が分からなくなる

 

無理、無理、無理、無理、

 

この2文字が私を縛る。

 

自分は何をやっても無理なんだ

 

ずっとそう思ってきた

 

 

親に無理と言われながらも必死になって、勉強している大学受験

 

 

でも、毎日言われる、お前には無理

 

 

私を応援してくれる人が欲しい

 

 

頑張れ、その一言でいいのに

 

 

巻き戻りの寄り道

 

 

友達と帰ってる時に、途中の駅で降りるのが何故か恥ずかしくて。

 

みんなと別れた後、巻き戻しするように学校の方へ向かう電車に乗る。

 

無駄な時間を過ごしてることも分かってるし、

意味の分からない行動だけど、

 

 

これこそ、秘密の寄り道

 

 

誰にも知られずに、一人でハンバーガ

 

青春謳歌しちゃってます

 

 

罪悪感の欠伸

 

エアコンの音を聞きながら、冷たい布団にくるまってるこの時間が早く幸せな事になって欲しい。

 

 

今は、罪悪感しかないから

 

 

そんな事を言いながら、今日も私は布団に包まって大きな欠伸をしている。

 

ふぁー、眠たい

 

あっ今眼鏡かけてる事忘れて涙を拭おうとしゃった。

 

 

おやすみなさい

 

 

 

やっと感じた夏


この夏休み、1日中塾に居た。

私の耳に入ってきていたのは、五月蝿いほど鳴く蝉でもなくシャーペンの音や、先生の声ばかりで。

視界に入ってきていたのも、陽炎でもなく大好きな入道雲でもなく、無機質に並んだ文字ばかりで。

全く夏を感じることなく、秋に向かって走り出すんだろうなぁと思っていたら、

 

今日、夏を感じた。

 

バスを逃したことで、夏を感じた。

 

たまにはいいね、バス逃すのも

 

でも一気に夏を摂取したせいで、心が熱中症になりかけてるかも、